3月9日(月)、新潟県小国町で開催された、公益社団法人中越防災安全推進機構さん実施のイベント『地域学School / 高岡発!私はこうして暮らしてる~特別な技術がなくても食べていける~』に参加してきました。
当日は新潟県内のみならず、富山(われわれ)、秋田、群馬から参加者があったということで、たいへんな盛況。関心の高さがうかがわれます。
今回の講演のテーマは以下のようなものでした(レジュメより抜粋)。
(都市から農村に移り住んだ者について)
”「起業」などの華々しい取組が先進事例として取り上げられるが、誰もが特別な技術や知識を有し「起業」出来る訳ではなく、また定住を希望する人たちのなかでも「起業したい」と思う人は少数派であると考えられる。では、その他大勢の定住を望む人たちは、どのように地域に移り住み生活を送っているのか。”
中越地震を契機として、これまでに多くの農村への移住者受入れ実績があり、現在も二桁以上の地域おこし協力隊員を抱える市町村があるなど、新潟県はこの分野の先進地です。そこから発せられたこのテーマは、いずれ(すでに?)富山県もぶつかるであろう非常に重要なものかと思われます。
講演者は富山県高岡市の三人です。
まずは移住者代表として、元”緑のふるさと協力隊”で、現在はそのまま高岡に在住されている神庭さんと、中川さん。各々の現在のお仕事や生活、収支などを丁寧にお話されました。
そして、続いて講演されたのは、神庭さんが移住した五位地域で受け入れを行った道苗元自治会長さん。道苗さんは受け入れに際して考えたこと、されたことなどを、正直に、そしてとても楽しそうにお話されていました。
上の言葉でいえば、必ずしも”「起業」などの華々しい取組”ではないですが、地域で仕事をみつけ地道に暮らす移住者のお二人の生活は、”その他大勢の定住を望む人たち”が求めているであろう姿のひとつではないかな、と感じました。「普通に」生活をし、地域になじんでいくこと。それもまた地域活性化といえるのではないか。
都市から農村への移住を希望する若者をどのように受け入れ、また、どのように地域を活性化させるのか。
来年度から、国の”地方創生”の流れを受け、富山県内にもたくさんの地域おこし協力隊員が配置される予定となっています。先進地に学び、様々なことを考えていかねばなりませんね!
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神庭さん、中川さん、道苗さんおつかれさまでした!
中越防災安全推進機構はじめ新潟のみなさま、ありがとうございました!
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