2014年11月20日木曜日

新潟県十日町市へ視察研修会に行ってきました! 後編


前編からの続きです。

午後からは「やまのまなびや」へ戻り、元地域おこし協力隊員で、この集落への移住者であり、現在はNPO法人十日町市地域おこし実行委員会の事務局長である多田朋孔さんにお話を伺いました。


地域おこしに関する、ご自身の経験に基づかれたとても濃密かつ実践的なお話で、参加者の方々もそれぞれ多くのヒントを受け取られたのではないでしょうか。


いくつか印象的だったお話を挙げますと、、

◎地元側の受け入れに対する熱意

多田さんが地域おこし協力隊としてこの地域への定住を決断された際に、決め手となった理由のひとつは、受け入れる地元側の姿勢(本気さ、具体性など)であったといいます。たとえば、多田さんの現在のお住まいは、いつ、誰が住むかもわからない空き家を、地元の方々が来るべき移住者のために改修していたものです。 こちらの集落では、「限界集落」を脱出し、多田さんの後にも移住者が続いていますが、それは、「外から来た人に定住してほしい」という地元の強い思いが結実した結果と言えそうです。


◎ビジョンの可視化の重要性

池谷集落では目標・将来のビジョンを可視化し、それに基づいて地域おこしを行っています。実際に「絵」になっていますので、とても具体的なものです。たとえば、多田さんにお話をしていただいたこのホール(やまのまなびや隣接)も、ボロボロで倉庫となっていた建物をこのビジョンに基づいて改修したもので、いまは集落などのイベントやこうした講演の場など様々な用途に使われているそうです。このような地域のみんなで目指す目標があることで、するべきことが明確になります。


近年、遠くない将来の自治体消滅の危機が頻繁に取りざたされていますが、一方で、都市圏の少なからぬ若者が田舎への移住を希望しているという統計もまた存在します。

池谷集落でも「地域が消滅する」という話は当初タブー視されていたといいますが、あるとき「消えてほしくない」という地域の方々の想いが発されたことで、地域おこしが活発化したというお話もありました。

「外部から人を受け入れるのか」「地域おこしの目標は何か」「方法は」「今どの段階にいるのか」「何が必要なのか」「どのように進めるか」「誰が何をするのか」「そもそもする必要があるのか」…論点は膨大ですが”地域をどうしたいか”についてみんなで考えるよい時期なのかもしれません。

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十日町市地域おこし実行委員会の皆さま、池谷集落の皆さま、本当にありがとうございました。

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