5月24日(木)-26日(土)に開催した【黒部塾】のご報告です。
とやま帰農塾は今年で8年目ですが、【黒部塾】は昨年に続き2回目の開催でした。
黒部市東布施地区を中心に、生地(いくじ)や十二貫野の巻江・用水をめぐりました。
JAくろべ女性部と東布施地区の方々のパワーに圧倒されながら、2泊3日を過ごしました。
*写真はクリックすると拡大します。
生地(いくじ)の清水(しょうず)めぐり
今年から、『助っ人』がサポートを行うのですが、【黒部塾】では、黒部市職員でもある王生透さんに生地の清水を案内していただきました。
それぞれの清水で味も水の温度も違います。
愛知から来られた参加者の方々は、大量に溢れだす豊富な水にびっくり!
名水公園の清水(しょうず) |
飛騨の清水(しょうず) |
清水庵の清水(しょうず) |
こんなにたくさんの水が流れ続けているんですね! |
『助っ人』王生さん 詳しく解説いただきました。ありがとうございました! |
夕食・交流会では、黒部の水について学びました。講師は『助っ人』王生さんです。
とてもたくさんのことを教えていただいて、高本塾長・GTとやま長崎理事長をはじめ、皆さん感心しきりでした。
扇状地の様子 黒部はきれいな扇形のまま海岸へ |
黒部川から遠くなるほど水温が高くなります。 |
半兵衛サ巻江の江浚い
2日目は、高本塾長指導のもと、半兵衛サ巻江の江浚いです。
江戸時代の末期、黒部川が度々氾濫し、人々は高台を開拓しました。
この巻江は、この高台が黒部川扇状地の礫層であり、水田からの浸透水が多くみられることから、下段の斜面などに小用水を掘って浸透水を集め、次の段の水田に再利用するためのものでした。
明治の終わり頃、58本・総延長80kmもあったそうです。
豊富な湧き水がある一方、高台では一滴の水も無駄にしない先人たちの知恵と努力の跡です。
半兵衛サ巻江と江浚いの説明をする高本塾長 |
みんなで落ち葉などを掻き出します。 取り出した落ち葉は良い堆肥になるそうです。 |
ビフォー |
アフター |
地元からもたくさんの方が参加され、あっという間にきれいになりました。
十二貫野用水
椎名道三が1837年(天保8年)加賀藩の命により用水開削に着手し、黒部川の支流の谷あいなど切り立った崖を削りトンネルを掘り、約20kmもの用水をたった15ヶ月で作ったそうです。
冬は工事できませんから、実質1年かからずにといったところでしょうか。。。
高台になっている十二貫野台地を潤している用水のため池 |
170年前に手彫でつくられた石管 ちゃんと凹凸になって、水が漏れないようになっています。 |
名水百選(黒部川扇状地湧水群について)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E6%B0%B4%E7%99%BE%E9%81%B8
十二貫野用水について
山菜採り・・・『あざみ』の煮しめは美味しかった!
午後からはあいにくの雨でしたが、ゆったりめに山菜採りに出かけました。
布施川ダム(みどり湖) |
5月末というのに残雪が! 富山生まれ富山育ちの私もびっくり! |
高本塾長のお目当ては、『あざみ』です。 |
大収穫! |
山菜の天ぷらです。 |
黒部河口でとれる『ハマボウフウ』 これも天ぷらでいただきました! |
布施谷節(ふせたんぶし)を披露いただきました。情緒あふれる踊りに皆さん感動しておられました。
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