2012年2月7日火曜日

食と農を学ぶ講演会(山田村)報告



1/12のブログ(こちら)でご案内しました、「食と農を学ぶ講演会」が1月28日(土)、富山市山田の交流促進センターにて行われました。主催は山田村鎌倉いなか体験協議会です。

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講師は、愛媛県の地域法人「無茶々園(むちゃちゃえん)」(ホームページ)社長の大津清次さん。無茶々園は1974年という非常に早い頃から柑橘類の有機栽培に挑戦し、現在では面積110haの農地を管理されています。

無茶々園では完全無農薬ではなくエコロジカルな農業を目指しておられ、化学肥料と除草剤は使わないものの殺虫剤・殺菌剤は種類を限定しまた最小限とし、使用した農薬は全て消費者にも伝える形にされています。というのも、農産物は"無茶々園が"販売するのではなく"無茶々園の誰々が"販売する形となっており、生産者自らが購入者に便りをしたため、そこに使用農薬も記入されているとのことです。

また無茶々園はその取り組みが一社の活動ではなく地域に広めなくてはいけないと、農家でも農業法人でもない地域の組織とし、周囲に有機栽培を広めておられます。
「これまでは都会の人に売るための農業だったが、それは正しかったのか?」という言葉が印象的でした。だからこそ、経営としていくらかかるのかしっかり計算し、一個あたりの価格をはじいた上で消費者に提示すべき、とのことでした。

「若者を雇用する仕組みがなければ農村は続かない」との考えから研修生も積極的に受け入れておられ、自立して新規就農された方もいらっしゃるそうです。「若者に農業しようと言うだけじゃダメ、それを通じて社会をどう変えるかを発信するべき」とおっしゃってました。また海外からの研修生も受け入れ、祖国に帰った後どう活かしてもらうかを考え、有機農業に取り組むための支援も行っているとのことでした。

とはいえ、農村の高齢化はどんどん進む。老々介護が増加することを見据え、みんながヘルパーの資格を取ることにより、できる限り自立した地域づくりもしているとのことでした。


当日はひどい雪で会場に辿りつくのもたいへんだったのですが、質問も活発になされる、とても意義深い講演会でした。

P.S.当日の様子は地元紙でも取り上げられました。(クリックで拡大)
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