2012年1月16日月曜日

黒部の生活文化を体験できます



12月27日、富山県内の体験施設現状調査の第三弾として、「農村文化伝承館 山本家」を伺ってきました。(第二弾はこちら

「農村文化伝承館 山本家」(ホームページ)は、黒部扇状地の扇頂あたりに位置する江戸時代末期の豪農建築の遺構で、現在は農村文化伝承館として一般公開、再利用されている施設です。旧宇奈月町明日(あけび)地区にあり、村の雰囲気が残る水田地帯の少し高台にあります。
正面の長屋門をくぐった先に立つ600平米の住宅、木造二階建・16部屋・たたみ130枚。いろりもあるし、あまりの広さ・部屋数の多さに驚かされます。

この山本家は江戸時代中期にこの地に土着した旧家で、たばこ養蚕の振興や肝煎、戸長、郡会議員などを歴任し、寺子屋教育にも貢献した家柄だそうです。現在の建物は江戸末期に建てられて以来、災害の被害も受けず人工的に改築された形跡もなく、「旧家」としての趣が十分に保存されているとのこと。
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山本家外観(長屋門、本宅)

ここでは「かまど炊き体験」ができます。まき割り体験もできるそうですが、少し危険なためお断りする場合もあるとか(交渉次第!?)
今では炊飯器のボタンを押すだけでごはんが炊けてしまいますが、ほんの1~2世代前まではみんなかまどを使って炊飯していました。てゆか「かまど」ってご存知ですか?かまど自体、残っている場所は少ないのではないでしょうか。ましてやそれを体験できるなんて!使い方はもちろん教えてもらえます。
昭和63年にここが町に寄付された際、町が一部改装して調理場と風呂を設置されました。どこか昭和の雰囲気が漂う調理場で自由に調理ができます。
いろりを囲んだかつての生活体験だけでなく、宿泊も可能です(寝具類は無料)。豪農邸宅見学は他にもありますが、宿泊できるところはそうそうないのではないでしょうか。

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かまどといろり
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調理場
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広い内部。風呂もあります


場 所 農村文化伝承館 山本家(黒部市宇奈月町明日670)(地図
料 金 宿泊1,050円(高校生以上)700円(小・中学生)、日帰り530円(大人)300円(子ども)、見学のみ100円
宿泊人数 40名まで(下限なし)
開館時間 9:00~17:00
休館日 水曜日、冬期間(12/1~3/31閉鎖)
駐車場 15台(無料)
連絡先 0765-65-2038(冬期間は0765-65-2111黒部市農業水産課まで)



農機具なども展示されているので、見学だけでも価値があります。どのように使われていたかも解説してもらえるとか。
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農機具の展示

これだけの施設ながら、利用者は減少の一途とのこと。市の直営とはいえ維持管理コストもかかります。「もっと知ってもらいたいし、利用してほしいのですが」と市の担当者。
黒部ICからも、2014年度開通予定の北陸新幹線・新黒部駅(仮称)からもそれほど離れていないのに(近くもない、黒部ICから10km15分)、どこかもったいないです。
もっとこの施設を使ってもらえる妙案のある方、「こんな風に使いたい!」という方、黒部市農業水産課かグリーンツーリズムとやままでご一報を!

おまけ:
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ヒアリングさせていただいたときは雪に閉ざされていました




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