12月2日(金)~4日(土)に開催した「とやま帰農塾2011 八代塾冬講座」の様子をご報告します。
八代(やしろ)塾は富山県氷見市阿尾(あお)の山手にある山里・八代地区にて、八代自治会館(地図)を拠点に開催されました。なお八代塾はこの帰農塾第一回から行っており今年で七年目、今年は春講座も行ったので(ブログはこちら)二回目です。今回は県内外より15名(県内8名県外7名、うち新規2名)の方に参加いただきました。
八代自治会館での開講式の後、氷見の海に設置されている定置網の網元の邸宅「濱元家」(ホームページ)へ移動。濱元邸を一通り案内してもらった後、プロジェクタで定置網の仕組みや歴史のほか、ブリの生態そして氷見の寒ブリの秘密まで、広く深いお話をいただきました。



定置網の模型
なお当日の様子は地元紙二紙に取り上げられました。(クリックで拡大)


二日目は自然薯(じねんじょ)掘り。八代の自然薯は近年知名度が上がり、注文量の半分ほどしか生産できていないそうです。あいにくの雨天のため体験をするには土のぬかるみがひどく、畑では主に見学と数人の体験にとどまりましたが、その後自治会館で掘り出した自然薯を洗い、自然薯をごますりでする体験まで行いました。みんなですった自然薯とろろはお昼ごはんにかけておいしく戴きました。



午後は薪割り。今回は特に女性陣が大きな丸太への楔(くさび)打ち込みに大活躍。打ってできた割れ目に歓声があがっていました。続いて、あまり知られていない富山ならではの「かぶらずし」づくりの実演。(雨のため)時間が余ったので、ひみ田園漁村空間博物館(ホームページ)の一つである「ひみ獅子舞ミュージアム」(ホームページ)を訪問し、氷見獅子のビデオも鑑賞しました。



三日目は雪吊り・雪囲い体験。八代自治会館のそばに植えられた木の雪つりを行いました。小雨が降ったりやんだりの中、まずは雪吊りで最も基本となる縄の結び方「おとこ結び」をマスターすべく皆四苦八苦。すぐ取得して講師役にまわる参加者もいれば、頑張った挙句断念された方も。。。でも単に積雪による倒伏を防ぐだけでなく見た目(美しさ)にも配慮すべしとする地元指導者の言葉は雪国・北陸の風物詩たるゆえんを感じさせました。



冬の訪れの準備が整ったところで、今年度の帰農塾も全て終了となりました。今年度はのべ106名の方に参加いただきました。ありがとうございました。
来年もまた富山での深い体験にご期待ください。お待ちしています(^0^)/
追伸:「とやまの定住コンシェルジュブログ 田舎暮らしのススメ」でも当日の様子が綴られています。
http://ameblo.jp/toyamakurashi/entry-11099119448.html
http://ameblo.jp/toyamakurashi/entry-11099119899.html
※12/7更新
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