11月21日・22日、熊本県阿蘇地域にて行われた「第10回 全国グリーン・ツーリズムネットワーク 熊本阿蘇大会」(ホームページ)に参加してきました。
これは全国のグリーンツーリズム関連団体が国内の一地域に集結し、開催地域の取り組みを参考にしたりパネルディスカッションや交流会を通じて課題を共有・議論したりするためのイベントで、今年で10回目、2008年には富山でも行ったものです。
今回は二日間の日程で、一日目は阿蘇の八地域に分かれてそれぞれ分科会が行われ、二日目は高森町に全員が集い、全体会が行われました。
参加者は県内外合わせて520名(関係者ほかスタッフ含む)。


阿蘇の雄大な風景 分科会の様子
一日目、私は「久石パビリオン」(南阿蘇村久石)にて、「阿蘇ゆるっと博」に関するプログラムに参加。「阿蘇ゆるっと博」(ホームページ)では、阿蘇地域全体を会場として自然や農村、商店街、温泉街をパピリオンに見立てているそうです。「久石パビリオン」の各地域を見学した後のシンポジウムでは、「阿蘇ゆるっと博」が始まった経緯が話されました。即ち、阿蘇地域の観光客は毎年100万人ずつ増え、平成14年時点で1900万人に達しようとしていたにも関わらず、その足元である地元商店街が寂れていっている現状に危機感を覚え、地域が自発的に人を集める魅力づくりに取り組み始め、地域を周遊・滞在できる仕組みを作り上げていった結果、できあがったのが「阿蘇ゆるっと博」――とのこと。富山も、またどの地域でも似た状況ではあるものの、なお明確だったからこそここに至れたのだろうかと感じました。


全体会会場 ゆるキャラ「くまモン」も登場
二日目は高森町民体育館にて全体会。熊本大学の徳野教授より「農村に都会の若者を呼んできても何の役に立つのか?」という問題提起がなされたほか、韓国で旅行会社を営む羅(ナ)氏からはフェア・トレードならぬ「フェア・トラベル」という概念が紹介されました。グリーンツーリズムというと都市と農山漁村の“交流”とされますが、ただ行き来するのではなくお互いの公正公平性を確保した“共生”型の旅行にしていくべき、それが「フェア・トラベル」という考え方で、これからのキーワードになるかなと感じました。


全体会の様子(午前の部) (午後の部)
来年の全国大会は福井(越前)とのことです。同じ北陸ながら、富山も負けていられませんね。
お疲れ様でした☆私は第7分科会に行ってました。会場でもなかなか会えないもんですね♪来年福井!準備が大変です!一緒に戦ってください!これからもfacebook共々よろしくお願いします。
返信削除イチさん、コメントありがとうございます☆(遅くなってすみません)
返信削除ふつうにお会いできるかなと思っていたのですが、さすが500人超となると難しいですね(^^;
来年にはその人数がどっと福井に押し掛けるわけですか、想像しただけですごいですねぇ でも熊本での皆さんの意気込みは素晴らしかったです。応援してますよ!一緒にがんばりましょう!