2011年6月8日水曜日

とやま帰農塾2011「黒部塾」開催報告

5月27日から29日にかけて開催された「とやま帰農塾 黒部塾」の様子をお知らせします。

黒部での帰農塾実施は今年が初めて。北陸新幹線(目下工事中)の新黒部駅に程近い若栗(わかぐり)という地区を拠点に、JAくろべ女性部ほか地元の多くの方々の協力にて行われました。

会場の若埜(わかの)ふれあいセンターでの開講式の後バスに乗り込み、まずは昆布専門店・四十物昆布(あいもの・こんぶ)にて、富山の昆布文化やその歴史、製法などについての話を伺いました。続いて生地(いくじ)の観光ボランティアの方の案内で湧水を見学。海のすぐそばなのに真水があちこちでこんこんと湧き出る町を歩き、漁船が通るたび動く生地中橋(いくじ・なかばし)などを見学、水と共にある人々の暮らしを興味深く伺いました。

四十物昆布店での解説(昆布とすりおろし機)
清水庵の清水(しょうず)
可動旋回橋「生地中橋」の見学と解説

二日目は用水の江ざらいです。天気予報では雨で心配していましたが、幸い降られることもなく、また晴れすぎて暑すぎることもない、作業にはちょうどよい天候でした。

用水の歴史を伺った後、いよいよ作業開始。5月20日のブログでも書きましたが、この用水は「巻江(まきえ)」と呼ばれるもので、高台の水田や用水からの浸透水を集めて、再び用水として利用するための溝です。今ではコンクリート製の樋(とい)を使いますが、かつての用水は土の地面を掘りぬいただけだったので、流れる水の一部は地面に浸透します。それを、台地の側面に溝を掘ることによって集め、再び利用するという、先人の知恵の詰まったものなのです。

参加者の中には重労働を予想していた方もいらっしゃいましたが、実際には落ち葉を拾う軽作業で、また地元から多数の応援部隊も来られていたこともあり、短時間で終了しました。

その後現在も用水として使われている巻江の場所を散策。使用中の巻江は、自然豊かなところを静かに流れる小川で、とても美しいものでした。

巻江の江ざらい作業
現在も使用されている巻江

昼からは新川育成牧場にてアイスクリームづくり。同じ材料を使っていながらも、でき上がりの味が違います。その後宇奈月スキー場に移動し山菜採りを行いましたが、標高が高いため霧の中での体験となりました。

アイスクリームづくり
山菜採り

その日の夕食では地元の方によって越中おわら節ほか富山の三大民謡が披露され、地元スタッフを中心に参加者を含めたみんなで踊り、大いに盛り上がりました。

みんなでおわら踊り

三日目はよもぎもち作り、くるみ押し寿司づくりを体験。作りたての手づくりの味は格別です。そのあと「北陸の銀閣寺」と呼ばれる天真寺に行ってお茶をいただきました。

最後の昼食では、地元サークルによる大正琴の演奏も披露されました。

よもぎ餅作り
くるみ押し寿司づくり
天真寺
大正琴の演奏

帰農塾の中でも珍しく、全員が女性スタッフという黒部塾でしたが、女性らしく暖かいさまざまなおもてなし盛りだくさんの二泊三日でした。

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