2010年10月22日金曜日

とやま帰農塾2010 井波塾開催!

さる10月15日~17日に、とやま帰農塾2010「井波塾」が開催されました。当日3日分の様子を、写真も交えて紹介していきます。メイン会場はあずまだち高瀬、杉森さんをはじめとして、地元で活動されているNPO「心泉いなみ」の方々などにご協力いただいての実施となりました。


まずは初日、地元のかたのご挨拶や自己紹介を済ませ、屋敷林の説明ビデオ(主演:杉森家)を見た後、里芋と岩魚の調理にかかります。女性陣はご当地自慢の里芋をはじめとした野菜を切って、「いとこ煮」づくりにかかります。いとこ煮とは、大根、里芋、人参、あずきにこんにゃくなど、畑で採れたものを入れて煮込むのですが、全部が兄弟というほど近しいものでもなく、「いとこ」くらいの関係かなあ、ということでこの名前が付けられたそうです。


男性陣は岩魚を焼きます。そのための炭おこしから。まずはコンロで火をつけた炭を使って、バーベキュー用コンロにて、串に刺した岩魚を焼いていきますが、どうにもうまく魚に火があたりません。どうしようかと考えていると、地元の方の秘密兵器が出てまいりました。一輪車に砂を敷き詰めたもので、いろりに刺して魚を焼く格好を再現できました。何より、移動式になっているのがすぐれものだと思います。これで、炭火でじっくり焼き上げた岩魚は、骨まで残さず食べられるようになるわけです。


だいたい作業が進んだところで、杉森さんが新しく取りだしたのは、炊飯器でした。中には、お米2kgと里芋4kgをいっしょに炊いたものが入っていました。これをすりこぎでつぶして、なんとおはぎにするというのですから驚きです。後で知ったのですが、「美味しんぼ」にも出た一品でした。この米と里芋を使って作ったおはぎは、一晩くらい経っても固くならず、美味しく食べられるもので、翌日の食卓にも何度となく並びました。

塩を少しふって、すりこぎでつぶしていくと… 
こうなります。
まるめて、おはぎに早変わり 
こうして、みんなで並んで作った料理を囲んでの夕食に、ゲストがいらっしゃいました。草刈り十字軍初代隊長のひとりで、富山へIターンでやってきて、福光でフランス料理店を営む岡田さんご夫妻と、同じくIターンで富山にやってきた海老沢さんご夫妻です。Ⅰターンで富山にやってきたときのお話や、富山が外から見てどんな土地か、といったことを話していただきました。県外から参加の受講生も、とくに熱心に聞き入っていました。



二日目は、農作業の日。朝6時半から杉森さんのお宅へ行き、里芋掘りから始めます。まずは鎌で茎を切り取った後、鍬でその切り株の下を掘り起こします。受講生には、毎日のように鍬を振っている人も初めての人もいて、それぞれが鍬をふるって、例年より大きいという里芋をどんどん掘り起こしていきました。


芋を掘ったら、今度は芋洗い。専用の桶と櫂を使って、ざぶざぶと泥と皮を落としていきます。だんだんきれいになっていく様子を見て、みんななんだか嬉しそうです。


芋を洗い終えたら、今度はずいき(=芋茎、里芋のクキのことですね)を切って、干しずいきの作り方指導を受けます。杉森家のおばあちゃん、93歳になるも熟練の技は衰えずといったところでしょうか。茎を切って皮をむき、ワラでしばってという手順はよどみなく、その技を見て盗むのも大変なほど。教わりながらどうにか作り上げたあとは、天日に干して乾かします。

右から2番目が、杉森家のおばあさんです。
なんとか上手にできました

この作業中、後ろではサツマイモや里芋などを焼いていて、焼き芋をつまみながらの作業でした。そんな作業を終えてお昼ご飯を食べた後、今度は井波の草染め体験へ向かいます。

向かった先は高倉工房。井波紬を復活させようとがんばっておられる高倉さんが、草染めの指導をしてくださいました。布を縛ったり輪ゴムを使って絞ったりして、模様をつけていく草染めは、思い通りに作ることはなかなか難しいのですが、それでも受講生は思い思いの模様を作るべく苦心していたようです。また、蚕のまゆをほどくという体験も、少しですがさせていただきました。

これがなかなか難しい…
自分で染めた布をお供に、記念撮影  

蚕のまゆをほどいたものです。意外と伸びるんですね。 

夕食は、「南砺ふるさと子ども夢学校」のプロジェクトメンバーや心泉いなみのメンバーも迎えて、地元の方が用意してくれた鍋を囲んでの食事となりました。おみやげに持ってきてくれた、「さっき採ってきたよ」というキノコも入った鍋はとても美味しく、みなさん箸もおしゃべりもとどまるところを知らず、夕食後も、夜が更けるまでいろりを囲んでの談笑が続いていました。


三日目、最終日は、これまでお世話になったあずまだち高瀬の掃除から。「来た時よりも美しく」ということで、全員で協力して、二晩の恩返し。それが済んでから、城端の山瀬さんのお宅へ向かいます。山瀬家のとなりは一面にコスモスが広がっていて、目を奪われます。そこで、もちつきとソーセージ作り体験をやりました。男性陣は外で餅つきへ、女性陣はキッチンでソーセージ作りに分かれました。

餅はきな粉もちと豆もちの2種類、ソーセージはオオバ、ヒジキ、唐辛子を混ぜるなど4種類を作りました。地元の「じょうはなポーク」を使ったソーセージや、新大正もちをつかってついた餅はどれも、自分たちで作ったこともあり、大変おいしかったです。

こちらはソーセージづくり
こちらは餅つき。これでもち米を蒸しています。 

今回は、実際にお家にお邪魔して体験させていただくことが多く、より生活に密着する機会が多かったと思います。さて、明日からは早くも次の塾がやってきます。残るは3回、また当日の様子もお知らせしていきますので、お楽しみに。


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