2010年7月8日木曜日

とやま帰農塾2010「びるだん塾」開催報告

少し日が開きましたが、7月2~4日で開催された「びるだん塾」の様子を紹介します。

びるだん塾は、グリーンツーリズムとやまの理事長でもある長崎喜一さんが塾長を務める「夢創塾」を主な舞台として開催されました。朝日町の山奥に、手作りの小屋やツリーハウスに始まり、ブランコに発電もできる水車、炭焼き窯まであるスゴイところです。

一日目、まずは「炭アート」の土台づくりから。炭を使って工芸品を作ろう、というような体験です。そのための土台づくりということで、背負子の枠を竹で作ったり、炭を乗せる台座を作るために木を削ったりしました。みんな、ちょっと危なっかしい手つきでの作業でした。


この後は夕食作りへ。自分で食うものは自分で作る、ということでサラダやおにぎりを作っていると、塾長が魚を焼き始めました。思わず「キャンプみたいですね」と言うと、「そうじゃない。こっちが本場。キャンプがうちの真似事なんだ」と言われてしまいました。夕食のときには、長崎塾長のお話や、これまで夢創塾に来た子供たちの感想を聞きながらの食事でした。中には、「将来は長崎さんの跡を継ぐ」と宣言した子供いたそうです。



2日目は、まず宮崎海岸へ行って石拾い。炭アートの土台に使う石を探しに行ったのですが、いつの間にかヒスイ探しになっている人も。各々、使えそうな石やきれいな石を探していました。その後、場所を変えて今度は海水を汲み上げました。これは、煮詰めて塩を作るためのものです。夢創塾にはそんな設備まであるんですね。これらもすべて手作りだというから、その行動力の凄さがうかがえます。

この後は、大家庄地区の藤田さんの農園でトマトの収穫。ずいぶんたくさん採れたので、この後のすべての食事に顔を出しました。どれも瑞々しく、たいへん美味しく育っていました。



海水を煮詰めて塩をすくい取ったら、次はそれを叩いてにがりを落とす作業です。日ごろのストレスも込めて叩いてみる・・・のはダメなんです。塩を包んでる生地が破れてしまうそうで。ここで作った塩だけでなく、にがりもいろんなところで利用されているそうです。

1.これで海水を煮詰めます。              2.出てきた塩をすくい取って・・・

3.叩いて叩いて、にがりを落とします。       4.天日で干して、塩の出来上がり!

なめてみると、本当に塩の味がします。わかっていても、みんなびっくりしていました。

そうこうしているうちにお昼が近づいてきて、昼食作りに移ります。メインは、生地から手作りのピザです。写真は受講生のひとりです。パン作りの経験があるそうで、手慣れた様子で生地を練っていました。このあと、ピーマンやトマト、チーズを乗せて窯へ投入、焼き上げます。美味しそうでしょう?ここに、その辺で摘んできたシソの葉を散らして出来上がり。トマトやおひたしと一緒に食べました。



この後、和紙づくりと竹筆づくりの体験に移りました。初体験の人もいて、苦労しながら紙と紙の間にもみじの葉を挟んでやるなどしていました。竹筆は、竹の断面に切り込みを入れた後、金づちでガンガン叩いてつぶしていくという作業でした。そうやって叩いていると、竹の先が細かく割れて行って、だんだん筆に近くなっていく様子はなかなか面白いものです。それぞれができあがった筆で、一筆。「びるだん塾」の看板を拵えました。



先を割ってから、                    金づちでガンガン叩いていくと筆になります。


看板を拵えた後は、蛭谷地区にあるバタバタ茶伝承館で、山菜尽くしの夕食とバタバタ茶をいただきました。このバタバタ茶は発酵茶の一種で、抹茶のように泡だてて飲むものだそうです。山菜料理も、ずいぶん大きなウドが並んだり、独特の味付けがとても美味しかったりと、受講生一同大喜びで、あっという間に食べ尽くしてしまいました。

↑ この日の夕食。味も彩りも素晴らしい。     ↑ 夫婦茶せんという道具で、バタバタと泡立てます。

最終日は、木っ端を使ってストラップづくりと、「炭アート」づくりをしました。初日に作った土台と前日に拾ってきた石、それに炭を組み合わせて思い思いの作品を作り上げていました。いくつか作品を紹介します。



最後の昼食は釜めしでした。初日の夜に塾長が口を滑らせたために、具に熊の肉が追加された、なんとも豪華な一品となりました。


途中で雨が降るなどで、予定が少し変更になったこともありましたが、夢創塾内で受講生みんなが童心に帰ってとても楽しんでいたようです。「ブランコなんて50年ぶり」なんて感想をもらした方も。3日間を通して、盛りだくさんの内容にもかかわらず、ひとつひとつ全力で取り組んだ受講生のみなさん、お疲れさまでした。



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