2010年2月15日月曜日

とやま帰農塾2009五箇山塾一日目

2月12日(金)~14日(日)にとやま帰農塾2009五箇山塾が開催されました。参加者は16名(県外参加者は5名)でした。


合掌の里の竹中家にて開講式を行いました。まずは藤井塾長からの挨拶です。


開講式の後は雪峯倶楽部の西さんによる指導でかんじき雪中講座。まずはかんじきの履き方を教わります。


山里の中をかんじきトレッキング。かんじきで歩くときはガニ股になって、足を外から回すようにして前に踏み出します。もしモデルのように歩こうとすると、自分の足を自分で踏んでしまいます。


道中で西さんから自然に関するお話をしていただきました。こちらの写真は「ばいうち」の説明をしているところ。西さんが手に持っている木の枝をブーメランのように投げてウサギを追い詰めて、ばんばで巣を塞いでウサギを捕るのだそうです。

昔はこの辺りにはたくさんのウサギがいたそうですが、実は今回はウサギの足跡すら見つけることが出来ませんでした。西さんは、ウサギが少なくなったのは人間の生活が変化したことが原因だと言います。

かつてこの辺りで暮らしていた人達は炭焼きのために広葉樹を切っていたので、新芽が生える頃には木々はちょうどウサギが食べやすい高さになっていました。冬でも食べ物を得ることが出来たので、ウサギは生き残ることが出来ました。しかし、人々が炭焼きをしなくなった現代では、木が切られなくなり、その結果、木は高く成長するので、新芽はウサギの手が届かない高さに生えてしまいます。ウサギは食べ物を得ることが出来ないので、この辺りでは生活出来なくなったのだとか。それだけではありません。ウサギがいなくなったことで、そのウサギを餌としているイヌワシの生活も脅かされています。

このように、人間の生活と自然の世界とは密接につながっているのです。


夕食は「信平」にて報恩講料理をいただきました。

今回の料理は、えごまどうふ、五箇山豆腐の田楽、金時豆の梅肉和え、じんだ、煮しめ、野菜の天ぷら、小豆の味噌汁など。


浄土真宗では、親鸞聖人の命日にその遺徳を偲んで営む仏事を「報恩講」といい、命日の前後になると各地で報恩講のお勤めが行われます。法会の後にふるまわれる精進料理を報恩講料理といい、その年に採れた一番良いものを秋まで貯めておいて、報恩講で親戚縁者に披露します。通常はお寺で行うのですが、五箇山地方では各家庭で報恩講を行っています。

五箇山の報恩講料理の特徴として、刃物は斜めに使いません。豆腐もごぼうもこんにゃくも、全て縦横に包丁を入れて四角く切ります。また、ご飯は最初の一膳はほんの少ししか盛りません。これは、一年に一度皆さんにご飯をお腹いっぱい食べてもらうために、敢えて最初はほんの少しだけ盛って、どうぞおかわりをしてくださいという意味が込められています。
報恩講料理は一汁三菜が基本ですが、本来は三菜には手を付けないのがマナーなのだとか。招かれた客は鉢で出ているものでご飯を食べて、三菜はお土産として各家庭に持ち帰るのが習わしとなっています。


五箇山の文化や風習についても話を伺うことが出来て、とても勉強になりました。報恩講料理もすごく美味しかったです。ごちそうさまでした♪
→二日目のレポートにつづきます。

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