2010年2月8日月曜日

第5回グリーン・ツーリズム研究会

2月4日に富山県民会館にて第5回グリーン・ツーリズム研究会が開催されました。





今回は春蘭の里実行委員会の多田喜一郎さんに講演していただきました。

演題は「1軒からはじめた農家民宿の里づくり~自立から連携へ~」

多田さんは、能登町グリーンツーリズム推進協議会副会長、石川県グリーンツーリズム研究会奥能登地域部会副会長、奥能登子ども農山漁村交流プロジェクト受入協議会会長を務めるなど、奥能登地域のグリーンツーリズムを先導してきました。

春蘭の里実行委員会は平成8年に結成し、山野草の利用、木工品の開発、果実酒の開発、春蘭の育成などの春蘭の里グッズの研究開発の他、イメージソングの作成、自然農法による野菜の育成、清酒「春蘭の里」づくり、民宿「春蘭の宿」開店、産物販売の開始、と様々な取り組みを行ってきました。

さらに、小型風力発電、水車小屋完成、廃校になった小学校の活用、「みのむし祭り」開催など、春蘭の里実行委員会の取り組みは留まることがありません。

最初は多田さんの民宿1軒だけでスタートした春蘭の里ですが、子どもプロジェクトの受け入れ地域になることにより、農家民宿を増設しています。現在は民宿の数が24軒になりました。最終的には、地域のお年寄りが農家民宿を営むことにより、年金だけに頼らない生活を送れるようにするのが目標です。生活にゆとりが出来れば、若者たちが戻ってくるきっかけにもなると考えます。



多田さんからのメッセージです。

「地域のありのままの生活を見てもらえばそれで良い。能登はカニや刺身がもちろん美味しいが、普通の民宿やホテルではどこでも同じ料理が出てくる。観光客は毎日カニだと飽きるので、2泊目はうちのような昔ながらの食事を出すとすごく喜んでもらえる。地域の料理を自信を持って出して欲しい。

地域づくりは民間主導で行うべきだ。地域の人達が主体的に関わらないと盛り上がらない。行政が主導ではいつまで経っても助成金頼みになってしまう。自分達が頑張っていれば、後から県も市も支援してくれるようになってきた。地域の中の誰かが思い切って取り組めば必ず道は切り開ける。年齢は関係ない。一生懸命やっていれば、そのうち周りの人達も追いて来てくれる。ぜひ地域の特徴を活かして村おこしをして欲しい。

マイナス思考ではなくプラス思考にするべきだ。高齢者が元気を出して、若者が戻ってきて、笑い声のある地域を再生させるのが私の最大のテーマだ。自分の生涯をかけて取り組みたい。」




多田さんの講演会の後は、円卓を囲んで意見交換会を行いました。地域おこしのアイデアを出し合ったり、現在の悩みを相談したり、とても有意義な意見交換が出来ました。

なお、第5回グリーン・ツーリズム研修会の後には、NPO法人グリーンツーリズムとやまの臨時総会を開催しました。

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