2009年10月31日土曜日

とやま帰農塾2009 ひみ塾二日目

ひみ塾二日目のレポートです。



今朝はりんご農家の矢地さんを訪ねました。矢地さんは10年前に氷見でりんご栽培を始めた先駆者です。

ひみ塾の直前に大型の台風が富山県を通過したために大量のりんごが落下してしまったということで、今回矢地さんの農園では落下したりんごを拾い集めて処分する作業をお手伝いさせていただきました。


りんごは落下してしまうと、一見それほど違いが見られなくても、皮をむいたら傷んでいる場合がありますし、一度落下してしまうと商品価値ががくっと落ちてしまいます。味には問題ない場合は、落下りんごと承知の上で買っていただける方に格安で販売したり、知り合いにあげたりするそうです。


りんごを試食させていただきました。とっても美味しかったです♪


落下りんごの片づけ作業が終わって記念撮影。皆さんお疲れ様でした。


この後、矢地さんからりんご農家の仕事について一通り説明していただきました。無農薬でりんごを作るのは非常に難しいそうですが、矢地さんのところでは害虫のメスのフェロモンを活用することによって、殺虫剤を従来の三分の一くらいで抑えているそうです。

参加者が特に興味を持って聞いていたのは、美味しいりんごの見分け方です。りんごは同じ木から生っても、一つ一つ味が違うのだとか。

美味しいりんごの見分け方はこちらです↓

①お尻を見て、青色よりも黄色や橙色のりんごが美味しい。

②皮を撫でてみて、表面がつるつるしているりんごよりも、ざらざらして黄色い斑点があるりんごのほうが美味しい。


上の写真の二つのりんごは、向かって右側よりも左側のりんごのほうが美味しいのだとか。実際その場で食べてみたらその違いが判りました。いや~勉強になりますね!




この後は氷見市内の観光地を訪問しました。まずはひみ獅子舞ミュージアムに行き、氷見獅子の紹介ビデオを観たり、展示物を見学しました。次は朝日山公園の展望台へ行き、続いて上日寺のイチョウを見学。


こちらは忍者ハットリくんのからくり時計です。




午後からはパン工房「粒々」に移動して、米粉パンづくり体験実習が行われました。今回の米粉パンは、米粉30%、小麦粉70%で作ります。米粉100%でもパンは作れますが、その場合はグルテンを加える必要があります。米粉100%のパンは特注のときだけ作られるそうですよ。


さてここからは塾生によるパンづくり。

まずは粉を合わせて捏ねます。


一次発酵が終わったら分割して丸めます。


しばらく生地を休めたあと、成形します。


これで準備完了!後は焼くだけです。


パンが焼けるまでの間、川岸さんからパン工房を始めた経緯や苦労話などを話していただきました。川岸さんがパン工房を始めた頃は富山県内でも米粉パンを作る工房はほとんど無かったそうで、自分達で試行錯誤しながら美味しいパンを作るのに苦労したそうです。

川岸さんのお宅は元々米農家で、自家生産している米粉を使うことによってパンの販売価格を抑えることが出来るのだそうです。また、お米のもみ殻を使って燻炭(土地改良材として重宝されている)を作るなど、出来るだけ無駄をなくす努力をされています。

当初はパンを作ってスーパーや直売所に卸していただけだったのが、お客さんの要望に応えて、工房でもパンを販売するようになり、次は喫茶コーナーも作りました。また、自宅で育てている野菜を練り込んだパンが若いお母さんや子どもに人気になるなど、なるべくお客さんの声を大事にして取り入れることを心がけているそうです。

原料を作って、加工して、販売する、という一連の流れを全て自分達でやることによって、今は採算が合うようになったということですので、これから農業を始めようという方は、ぜひ加工品を作ることも考えてみてはいかがでしょうか。


お待たせしました!こちらが完成した米粉パンです♪

米粉パンはもちもちとして、きめが細かいのが特徴です。焼きたてよりも、少し時間が経ったほうが柔らかくなるそうですよ。


夜はまたもや美味しい料理がずらりと並び、氷見市に移住された三品さんを取材したテレビ番組を鑑賞するなど、夜なべ談義が盛り上がりました。

以前帰農塾に参加されていた豊福さんが、矢地さんのりんごを使ったアップルケーキとシフォンケーキを差し入れに持ってきてくれました。と~っても美味しかったです♪

豊福さんのように帰農塾のことをずっと忘れずにいてくれるのは嬉しいですね。そのうち帰農塾の同窓会というのを開催してみたら面白いかもしれません。
三日目のレポートにつづく→

2009年10月30日金曜日

とやま帰農塾2009 ひみ塾一日目

10月9日(金)~11日(日)の3日間、氷見市内で、とやま帰農塾2009『ひみ塾』が開催されました。今回の受講生は県内外を含め11名です。

~第1日目~


開講式は、JA氷見市の農産物処理加工・交流体験施設「創作工房ひみ」で行いました。


開講式が終わると、ブルーベリージャム作りとブルーベリー畑の見学の為、氷見市触坂にある「Café風楽里」へお邪魔しました♪


講師の上野達也さんから、ブルーベリーのジャム作りを教わります。


ブルーベリーに砂糖を加え、煮詰めていきます・・・。


煮詰め終わったら、ブルーベリージャムの出来あがり♥ 各自の瓶に詰めて、記念にお持ち帰りです♪


↓こちらは、ブルーベリージャムを添えたチーズケーキセットです。


ジャム作り体験の後は、上野さんが管理している、ブルーベリー畑「いなかふれさか」を見学しました。実は講師の上野さん、旅行会社勤務から脱サラUターンで氷見へ帰ってこられました。当時の苦労話を交え、ブルーベリー畑の無農薬栽培について色々とお話して頂きました。


早速ブルーベリーを試食する皆さん。自分で摘んで食べると、より美味しく感じますね。


今回の宿泊場所である、氷見カントリークラブのゲストハウスへ移動し、まずは講師の養蜂家である松田健司さんから、Iターン体験談を聞かせて頂きました。


その後は、受講生の皆さんと一緒に夕食を作って(いろりの炭火おこしにも悪戦苦闘しながら・・・)、夜なべ談義の始まりです。氷見で採れたふくらぎのお刺身やその残りで作ったお味噌汁、塾長 矢方憲三さんお手製の氷見牛すじ煮込み、氷見牛の昆布絞めなどなど。。。氷見の幸を堪能しながら、受講生の皆さんの自己紹介や、塾長から氷見の話をたっぷり聞かせて頂きました。


こうして、氷見塾1日目の夜は更けてゆきます。。。
2日目レポートへつづく・・・→

2009年10月29日木曜日

利賀村現地研修会二日目

子ども農山漁村交流プロジェクト推進事業 利賀村現地研修会二日目のレポートです。



二日目は利賀村の複合教育施設「アーパスとが」に集合して、課題別グループ活動を行いました。地元の方々が講師となって、利賀村のことをたくさん教えていただきます。


こちらは「方言や子供の遊び」を選択したグループです。利賀に伝わる方言を学んだ他、昔からの子供の遊びを実際に体験しました。写真はお手玉で遊んでいるところです。

この他にまりつきをして遊びました。同じ歌を使っていろんな毬のつき方をして遊びます。

ちなみにこんな歌です↓ 楽しい歌ですね♪

【あのね】

あのね、おしょさんがね、くーらいおんどでね、

なもちん、なもちん、あらおかしやね、

いちりとらんらん、にきょくてしっしっ、

しんがらもっちゃきゃきゃ、きゃべりついてほい。


「利賀の民話」

利賀に伝わる民話を、身振り手振りを交えて語っていただきました。


「森林と環境の役割」

グリーンツーリズムとやまの理事も務めている中西さんは利賀の自然にすごく詳しい方です。


「利賀の伝統料理」

今回はじんだを作りました。豆と大根と塩で作る伝統料理です。とっても優しい味でした。



この他にも、「利賀地方のくらし」、「利賀の歴史」、「利賀の伝統行事」、「利賀の動植物」のテーマで地元の方々からお話を聞かせていただきました。



時間の空いたグループは利賀民俗館を見学に行きました。200年前の合掌造り民家を移築した施設に、古い時代の山里の暮らしを再現しています。


午後から子ども達はそばの郷資料館に見学に行きましたが、研修会参加者は一足先に民宿へお邪魔して、子ども達を受け入れる準備をお手伝いしました。

子ども達が見学から帰ってきたところで、民宿のご主人の案内で近所に散歩に出かけました。道すがら見つけた草花の説明をしていただくなど、ゆったりと気持ちの良い時間を過ごせました。

以上で今回の利賀村現地研修会は終了です。

利賀村のセカンドスクールは10年以上続いていますが、民宿の方々の温かいもてなしや子ども達との心と心のふれあいによるところが大きいのかもしれませんね。

2009年10月28日水曜日

利賀村現地研修会一日目

9月30日(水)~10月1日(木)に子ども農山漁村交流プロジェクト推進事業 南砺市利賀村現地研修会を実施しました。



武蔵野市と姉妹都市になっている利賀村では、セカンドスクールとして武蔵野市立第二小学校の生徒を平成7年から毎年受け入れています。今回は9月27日(日)~10月4日(日)の日程で、5年生77名、教員5名、学生スタッフ11名が参加しました。子ども達は10班に分かれて利賀村にある10軒の民宿にお世話になるのですが、各班に1名ずつ学生スタッフが付き添って7泊8日の日程を子ども達と共に生活します。民宿の方々も本当の家族のように子ども達に接してくれるので、帰る頃には子ども達は自分の家にいるように感じて、毎回別れを惜しむ姿が見られるそうです。

このセカンドスクールのすごいところは、利賀村にいる一週間だけで学ぶのではなく、春からこの日に向けて事前勉強を重ねてきているというところです。

今回の利賀村研修会は、セカンドスクールの活動を見学しながら、屋内外の体験プログラムの状況、宿泊施設の概要、安全対策等について調査をするという目的があります。特に今回は、子ども農山漁村交流プロジェクトに熱心に取り組もうとされている氷見市観光協会の方々に大勢参加していただきました。



さて前置きが長くなりましたが、まずは一日目のレポートです。

この日の午前中は、利賀の森林を守る仕事を知ろうということで、森林組合の方々の指導の下、間伐の見学や枝の伐採体験などを行いました。


木を倒すときにはどの方向に倒すのか注意しなくてはいけません。


子ども達は倒れた木の枝を伐採しました。ノコギリの使い方も学びます。


森林組合の仕事、木についての話いろいろ、昔と今との違いなどについて説明していただきました。



続いて利賀国際キャンプ場に移動して、岩魚のつかみどり体験をしました。小雨の降る中、子ども達はとっても元気です!ちゃんと一人一匹ずつ捕まえました。


早速捕まえた岩魚をさばきます。割り箸とカッターナイフを組み合わせて作ったナイフは子ども達でも安全に使えるので良いですね。


なんて美味しそうな岩魚でしょう♪



この日の夜は民宿のご主人から昔話を聞かせていただきました。昔の生活のことや戦争の頃の話もありましたが、実際に戦時中の出来事を体験されている方のお話を聞く機会はこれから少なくなるでしょうから、すごく貴重な時間になったと思います。
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