2009年8月29日土曜日

田舎暮らし案内人(岡田隆史さん)

南砺市の岡田隆史さんを訪問しました。


岡田さんは昭和49年に草刈り十字軍の初代隊長として福光を訪れて以来、長年にわたり森林を守る活動に携わってきました。米国オレゴン街道3500km徒歩横断など世界中で冒険旅行に出かけた後、1980年代に福光に移住、1987年にレストラン・ラモヴェールをオープンさせました。現在はNPO法人グリーンツーリズムとやまの理事を務め、地域での滞在型グリーンツーリズムにも取り組んでおられます。





お店の周りにはたくさんの芸術作品があります。


こちらは草刈り十字軍・草学塾の石碑です。


敷地内にあるハーブガーデンでハーブ栽培を行い、レストランで料理やお菓子、お茶に使うほか、お客さんからの要望に応じてハーブ摘み取り体験や、リースやポプリなどのクラフトを作るハーブ教室を開催しています。

岡田さんの周りには県外から移住してきた人達が集まるようになって、いつの間にかお店の名前の通り”緑の小集落”が出来ていました。そこで、岡田さんは周囲の仲間と協力して滞在型グリーンツーリズムを提供したいと考えるようになりました。主な体験メニューとしては、草刈り作業体験、ハーブ摘み取り体験&ハーブ教室、ガラス工房見学&体験、森林組合の作業体験、薪割り体験、Iターン移住者体験談、夜なべ談義などを提供することが出来るそうです。もちろんレストランでフランス料理を楽しむことも出来ますし、宿泊も出来ます。これから本格的な実施に向けて準備を進められるそうです。



岡田さんからのメッセージです。

「米国オレゴン街道3500kmを徒歩で踏破したとき、途中で何度も辞めたくなったが、苦しいときに必ず誰かが助けてくれた。本当に多くの人の助けでゴールすることが出来た。何度も辛いと思ったけど辞めなくて良かった。このとき、歩き続ければ必ず自分が目指すものが見えてくる、いつか必ずゴールに辿り着く、続けていれば手を差し伸べてくれる仲間が現れる、ということを学んだ。この20年間に天国も地獄も味わったが、ふと気付いたときに、自分の周りには仲間と一緒に作った緑の小集落(Le Hameau Vert)が出来ていた。

これまで富山のグリーンツーリズムは野外体験教室を行うようなやり方が多かったように思えるが、余暇を利用して田舎でゆったり滞在しながら休暇のひとときを楽しむという滞在型グリーンツーリズムをラモヴェールから発信していきたい。」



レストラン・ラモヴェールのホームページはこちらになります。
http://www.tklamo.com/index.htm

2009年8月27日木曜日

田舎暮らし案内人(堀井良吉さん)

富山市の堀井良吉さんを訪問しました。


堀井さんは、朝市まいどはや「旨い物屋」主宰、花・みどりの相談所主宰、NPO法人グリーンツーリズムとやま理事など、地域活性化のために様々な活動に取り組んでおられます。


朝市まいどはや「旨い物屋」では、堀井さんが中心となて家庭菜園をされている仲間と一緒に10年前から朝市を始めました。現在はアピタ富山東店近くで毎週水曜日と日曜日に、富山市藤の木にある富山県立盲学校で毎週火曜日と金曜日に、いずれも6:00から朝市を開催しています。毎回すぐに売れてしまうほどの人気だそうです。特に藤の木ではゴミの収集日と同じ日に朝市を開催したことによって、ゴミを捨てに来るついでに野菜を買うという流れが定着しているのだとか。


また、堀井さんは2年前から富山市民大学「花とみどりの育て方」の講師を担当している他、老人センターや地域の公民館などでも花づくり講習会を開催しています。年間で約80回もの講習会を行うという多忙な毎日を過ごしています。

最近では、職場でちょっと飾れるような花や、仏花の販売も行っています。「高い花束は花屋で買えば良いが、ちょっと飾りたい場合はその辺りに咲いている花が良い。身近に咲いている花をいつも家や職場に飾ることによって街の中に四季を伝えたい」と語る堀井さん。



堀井さんからのメッセージです。

「自分の健康は自分でしか守れない。60歳を過ぎたら健康を取り戻す手段として、土といそしむ家庭菜園を身近なところで始めてほしい。自宅から車で10分も15分もかかるような場所では長続きしないので注意。自分で野菜や米を育てると、その美味しさも判るし、育てる苦労も判る。是非ものづくりの楽しみを味わってほしい。」

「地域活性化の手段として今後朝市がますます必要になるだろう。朝市と直売所は違う。直売所は商売として成り立たせる必要があるが、朝市は自分で作ったものを売る場所として、商売よりも自分達の健康や地域交流、情報交換などを重要視すれば良いのではないか。」

2009年8月26日水曜日

韓国農村観光経営者会歓迎式

先日、韓国農村観光経営者会の皆さんが富山を訪れて、歓迎式を行いました。

韓国からはテグ大学のリン教授を中心とする大学、行政関係者、農業者を含む32名が参加。富山からは富山国際大学長尾教授、富山市副市長および農政振興課、スローライフフィールド関係者、NPO法人グリーンツーリズムとやま関係者が参加しました。





第一部では、長崎理事長が、とやま帰農塾の説明や2008年度の全国GTネットワーク富山大会の報告など、とやまの自然の豊かさと富山県内でのグリーンツーリズムの展開についてパワーポイントを使って説明しました。







第二部では、会場を変えて懇親会が行われました。

韓国からお酒やお菓子などのお土産をいただき、皆さん和やかに歓談しましたが、どうしても言葉の壁があって積極的に会話が出来ないのが残念。

韓国ではグリーンツーリズムに関心を持っている若者が増えているという話も聞きました。今後日本と韓国の交流が進むことを期待したいと思います。

2009年8月18日火曜日

とやま地産地消シンポジウム2009

富山県からのお知らせです。

みんなで応援!もっと・とやまの食

とやま地産地消シンポジウム2009


日時:平成21年9月4日(金)13:30~16:30

会場:富山国際会議場メインホール 富山市大手町1-2

主催:富山県

入場無料(事前申込不要)



富山県では、今年度、「とやま地産地消県民会議」を設置し、農林水産物の生産力の強化と消費拡大を一体的に捉え、県民一丸となった地産地消を進めています。
今回のシンポジウムは、消費者、生産者、食品製造業者や経済団体など、幅広い分野の方々に参加いただき、地産地消の大切さや、地元の農林水産業などについて理解を深めていただき、県民運動として活動の輪を広げる契機とします。


<基調講演> 13:35-14:40
演題:「生産者として、消費者として」
講師:永島敏行氏[俳優、農業コンサルタント]


<パネルディスカッション> 14:50-16:30
「県民運動としての地産地消を目指して」

コーディネーター:
酒井富夫氏[富山大学極東地域研究センター教授]

パネリスト:
奥村一則氏[農事組合法人サカタニ農産代表理事
木村 宏氏[株式会社オレンジマート 代表取締役社長]
倉田真理子氏[ベジタブル&フルーツマイスター]
高井芳樹氏[株式会社タイワ精機 取締役会長]
高本一惠氏[JA富山県女性組織協議会会長]

アドバイザー:
永島敏行氏





詳しくはこちらをご覧ください。

問い合わせ先:
富山県農産食品課 食のブランド推進班
〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 TEL:076-444-3271 FAX:076-444-4410

農地再生コーリャク隊

8月8日(土)~10日(月)に、東京農業大学地域資源利用学研究室の中村教授と学生8名が「農地再生コーリャク隊」を結成して、朝日町蛭谷地区の耕作放棄地で農作業を手伝ってくれました。




初日は蛭谷で草刈りと種蒔き作業を実施。大鎌を使っての草刈りは初めてという学生達は戸惑いながらも1アールの畑を刈りました。その後、前もって焼いておいた焼畑にダイコン、カブラを播種。肥料としてカニの殻を粉々に砕いたものを撒きました。


続いて、地元の人と一緒にイノシシ防除のためのネットを設置。この辺りはイノシシによる被害が多く発生しており、中山間地域で生きる人達にとって切実な問題です。イノシシが田んぼを荒らしてしまうと、イノシシの匂いの付いた米はもう商品にならないのだとか。




二日目の朝も引き続きダイコンと赤カブの播種。


皆さんお疲れ様でした。


この後、夢創塾に移動してまたダイコンの播種。


お昼は流しそうめんをいただきました。



午後からは水の恵みと利活用を考えるツアーということで、まずは宇奈月ダムを見学。普段は見ることの出来ないダム操作室や監査廊を見学させていただき、学生達は感激していました。特に、ダム内部の監査廊の涼しさにびっくりしました。


その後は、愛本堰堤、宮野運動公園、生地湧水群を見学。




三日目は有限会社クリーンみず穂を見学しました。こちらでは大型機械を導入して近代的な農業に取り組んでおられます。


体験ハウスでは、ぶどうやトマトを試食させていただいて大満足♪学生達も熱心に従業員にインタビューするなど勉強になったようです。

最後に、今から120年前に耕地整理を実施した舟川地域を見学して、今回のコーリャク隊の活動を終了しました。学生の皆さんお疲れ様でした。

2009年8月6日木曜日

JA女性部グリーンツーリズム「農家一泊体験」

7月30日~31日に行われたJA女性部グリーンツーリズム「農家一泊体験」を取材しました。




富山県内の市街地に住む小学3年生~6年生の子ども達42名が、数人ずつに分かれて農家で一泊して農業体験を行うという内容で、県内6ヵ所のJA女性部が受け入れを担当しています。出発式では、参加者を代表して舟田珠々さんが出発の言葉を述べました。


農協会館の前で記念撮影。ここから子ども達が各地に移動します。

今回取材に同行したのはJAあおば女性部。こちらでは小学5年生の男の子3人と女の子3人が2軒の農家にお世話になります。


まず最初は大沢野みのり館(農産物直売所)の見学。名物「いちじくソフト」が美味しい♪


農家をされている永瀬さんのお宅を訪問して、アルギットニラの収穫体験をしました。刈り取った後は、外側の汚れている部分やニラの花を取り除いたり長さを揃えたり、一束110gにして輪ゴムで束ねるといった仕分け作業を手伝いました。



続いて、今晩泊めていただく奥野さんのお宅へ移動。夕食はバーベキューを食べるということで、奥野さんが庭で育てている野菜を収穫することにしました。今回は、とうもろこし、トマト、枝豆、ピーマン、パプリカ、インゲン豆、ナスビ、スイカを収穫しました。こんなにたくさん食べられるかな?


採れたてのスイカをガブリ♪


次はおはぎづくり。もち米をはんごろしにして、あずき、きなこ、ゴマの3種類のおはぎを作りました。


完成したおはぎは、神さまにお供えしました。奥野さんのお宅の前には、両手で幼児を抱いている姿の子安観音様がまつってあります。安産や子宝を祈願しに来られる方が結構いらっしゃるそうですよ。

この日の作業はこれで終了。翌日は男子チームと合流して、そば打ち体験を予定しているそうです。農家での宿泊体験というのは子ども達にとって夏休みの良い思い出になることでしょう。