2009年7月23日木曜日

田舎暮らし案内人(奥野達夫さん)

魚津市の奥野達夫さんを訪問しました。




奥野さんは、南砺市立福光美術館の館長を始めとして、NPO法人グリーンツーリズムとやま副理事長、富山民俗の会幹事、「みんなで農作業の日in五箇山」実行委員会会長、山村の原風景ガイドライン検討委員会会長、富山県都市農山漁村交流協議会座長、富山県特産品アドバイザーなど、他にも関わっておられる団体が本当にたくさんあって全て書き出すことは出来ないほどです。

奥野さんは若い頃はずっと広告デザインの世界で働いてこられましたが、あるとき、果たしてそれだけで良いのかと思い立ち、民俗学に興味を持つようになったそうです。以来、農山漁村の生活や文化を記録、調査研究してこられました。農山村の暮らしの中の文化を風化させずに未来に継承させることが自分のライフワークだと語ってくださいました。

奥野さんが現在主に取り組んでいることとして、「みんなで農作業の日in五箇山」があります。五箇山は世界遺産の故郷であり、ミシュラングリーンガイド2009の三つ星にも認定された地域ですが、限界集落がほとんどで厳しい現実があります。そこで、県内外から参加者を募って定期的に農作業を行い、耕作放棄地を耕しながら都会の人たちと地域の人たちとの交流を図っています。また、3種類のオーナー制度を実施して、種蒔きから収穫までの農作業を体験してもらっています。(平地区‐棚田、上平地区‐赤かぶ、利賀地区‐そば。過去5年間で約5000人のオーナーが参加しています)
【みんなで農作業の日in五箇山】



奥野さんからのメッセージです。

「農山漁村の厳しい自然の中で生きてきた人達には例外なく人間的な魅力がある。彼らは自然の豊かさや厳しさを体で感じ取ってきた。都会の子供や若者にとって最高の教師となるだろう。そういう人達には正直負けたと感じる。そういう人達と出会うのが楽しみでこれまでずっと続けてきた。今の時代は、都会の持つ技術やノウハウと農山村が伝承している文化を融合させることが必要になる。人間は経済的な効果だけで生きているんじゃないということを多くの人に伝えたい。」



奥野さんが館長をされている南砺市立福光美術館のホームページはこちらです。

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